在宅ワークのリアル

ママなのに秘書?秘書なのにママ?——「ママだから」働くと決めた日

2026年8月25日|石渡有沙

「ママなのに秘書やってるの?」「秘書やりながら子育てしてるの?」

どちらもよく言われます。私の答えはこうです。ママ「なのに」じゃなくて、ママ「だから」この働き方を選びました。

きっかけは、働き方が閉ざされた日

もともと私は保育士として働く道を考えていました。でも2023年の秋、家族全員が体調を崩して長期間身動きが取れなくなったことをきっかけに、外に通って働く道を断念せざるを得なくなりました。

3人の子どもがいて、誰かが熱を出せば予定は全部崩れる。「決まった時間に決まった場所へ行く働き方」は、当時の我が家には成立しなかったんです。

そこで始めたのが、在宅の業務委託でした。クラウドソーシングで、時給制の小さな仕事から。正直、最初は「これで働けていると言えるのかな」と思う規模でした。

「あれ、私、結構できるの?」——PTAで気づいたこと

転機は意外な場所で来ました。PTAです。

引き受けた資料づくりで、「え、こんなにきれいに作れるの?」と驚かれた。自分にとっては普通にやったことが、人にとっては価値だった。自分の当たり前は、外に出すと武器になる——これに気づいてから、動き方が変わりました。

地元のお店や団体にSNSで声をかけて、デザインや事務のお手伝いを少しずつ。オンラインの実績よりも、顔の見える関係の中でもらう「この人なら任せられる」が、次の仕事を連れてきてくれました。

複数の顔があるから、強い

いま私は、秘書でありデザイナーであり、イベント運営もやり、そして3児のママです。

顔がたくさんあると器用貧乏に見えるかもしれません。でも実際は逆で、秘書の段取り力はデザインの進行に活き、ママとしての生活感覚はママ向けの仕事に活きる。全部つながっています。

この道のりの詳しい話は、Kindle本『ブラインドタッチしかできなかった私が、“会えるオンライン秘書”になるまで』に書きました。これから在宅ワークを始めたい方は、在宅ワークをはじめたいママへのページからどうぞ。

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