在宅ワークのリアル

「天才だね」って言われるけど、天才じゃない私が天才になっていくまで

2026年8月26日|石渡有沙

ありがたいことに、「天才だね」「センスあるよね」と言ってもらえることがあります。

嬉しい。嬉しいんですが、正直、ちょっとだけ複雑な気持ちになります。その一言で、積み重ねてきた努力が「生まれつき」に変換されてしまう気がするからです。

私は「もともとできる人」ではない

私の兄は、いわゆる要領のいいタイプでした。受験も就職も、涼しい顔で結果を出していく。隣で見ていた私は、同じやり方では勝てないことを早くから知っていました。

たとえば学生時代、ヘ音記号がほぼ読めないのにピアノの伴奏を引き受けたことがあります。どうしたかというと、夏休みに音楽室へ通い詰めて、弾けるまで反復しました。周りからは「ピアノ弾けるんだ、すごい」と見える。でも実態は、弾けるようになるまでやめなかっただけです。

デザインも秘書業もAIも、全部同じです。デザインを始めたきっかけも、才能ではなくて「触ってみて、できるまでやった」だけでした。

「天才」と呼ばれる人の中身

いま思うのは、天才と呼ばれる人はだいたい2種類いるということです。本当に生まれつきできる人と、できるまでやり続けたことで「できる人」に見えている人。

私は完全に後者です。そして後者には、ひとつ苦しさがあります。「天才」と呼ばれ続けるためには、走り続けるしかないんです。昨日できたことを今日もできるように、新しいツールが出たら触って、アップデートし続ける。

でもこれは、裏を返せば希望でもあります。後者の天才には、誰でもなれるからです。

在宅ワークを始めたい人に伝えたいこと

「私には才能がないから」と在宅ワークをためらっている方がいたら、伝えたいです。才能の出番はそんなにありません。あるのは、できるまでやるかどうかだけ。

そのとき支えになる考え方を、スキルより大事な力の話にも書いています。よかったらどうぞ。

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